(C)TOSS-TWO-WAY/小学校/図工/絵画「自分の顔」/2学年/酒井式描画指導法 LAND−1241028

絵の具で彩色「自分の顔」

発問・指示のページ かたつむりの線で描く(1) かたつむりの線で描く(2) 彩色のページ 作品集


D 髪の毛を描く

つぎは髪の毛です。指で髪をとかしてごらんなさい。どこから生えていますか?

「頭のてっぺん」
「つむじがある」
「上から下に向かって」

 ここで、髪型に特徴のある子を前に出して、生え際や髪の流れ方を指でなぞって見せた。もみあげのところを引っぱって、髪の毛が短いことなどもここでおさえた。

髪の毛を一本一本描きなさい。生えている所から、下に向かって描くのですよ。たくさん描きすぎると、あとで色をつけれなくなるので、つめすぎないようにしなさい。

一本一本ていねいに描いている子を見つけて、誉める。
生え際から描いているか見てまわり、できていない子には「髪は上から下に生えているよね。」と指でなぞらせる。

E 顔の輪郭を描く

こめかみのところを触ってごらんなさい。どんな感じですか。

「かたい。」

ほっぺたはどんな感じですか。

「やわらかい。」
「ぽちゃぽちゃしている。」

あごは、どんな感じですか。

「とがっている。」
「かたい。」

右のこめかみのあたりにコンテを当てなさい。やわらかい所は、「やわらかいやわらかい。」といいながら、かたい所は「かたいかたい。」といいながら描いていきなさい。

 こめかみからほっぺた、そして、あごからまた、ほっぺたこめかみに沿って、指を這わせながら、子どもたちに聞いていった。子どもとやり取りしながら、顔の質感を感じ取らせ、輪郭線を描くときに命を与えるためです。

F 耳を描く

つぎは耳を描きます。耳と鼻ではどちらが長いですか。指を当てて計ってごらんなさい。

「耳のほうが長い。」

耳のほうが長いですね。今度は、耳たぶをひぱってごらんなさい。

「「よく伸びる。」
「やわらかい。」

鼻より大きく、やわらかさが伝わるように描きなさい。

大きく描いている子や、ふにゃふにゃをつけて描いている子を見つけて、誉める。

 鼻より耳が長いことに、「本当だ。」と驚きの声が出た。「横についているからわからないけど、引っぱって広げると、とっても大きいんだね。」と引っぱりながら話した。

G めがねを描く(かけている子だけ)

めがねは、鼻にかかる部分から出発して最後に耳にかかるように描かせる。

 描く時にはシーンと、なぞったり引っぱったり顔に触れているときには、楽しく笑いを入れながらやることで、集中力は高まっていった。しかしながら、前半の45分は、よく集中できていたが、後半は疲れが出てきたため、気持ちが途切れてきた。90分ではなく、2〜3回に分けて一度を20〜30分くらいにしてやると、もっとうまくできたのではないか。また、90分では全部描ききれない子もいたので、教師の言葉をもっと削りテンポよくやらなければならない。しかしながら、出来上がった作品は、非常にその子その子に似ており、表情の雰囲気が出ていた。

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